わが家のリビングにはソファーベッドが置いてあり、
かつて子どもたち3人が2階の3部屋を占領していた頃は、
友人や親せきが泊まるときはとても便利なアイテムだった。
今は子どもたちがそれぞれ結婚し、
2階の3部屋は夫の個室、私の個室、来客用の個室と化し、
ソファーベッドの必要性がなくなったばかりか、
2匹の猫たちだかなり劣化に協力してくれた。
そろそろソファーに買い替えよう!
ついでに、34年も愛用してきたダイニングテーブルセットも
新しいものに!と家具屋巡りが始まった。
6日に自由が丘のIDEEをくまなくチェックし、
JIYUUGOKA de aoneに入っていたカリモク60でも、
ソファーというソファーに腰かけて座り心地を確かめてみた。
一番気に入ったのがIDEE1階に展示されていた本革の2人掛けソファー。
予算オーバーではあったけれど、その座り心地たるや。
何時間でも座っていられるフィット感とクッション性。
革を布地に変えると予算が数万円抑えられることも分かった。
一方、カリモク60のソファーは、
1960年代からのクラシックなデザインを今も引き継ぎ、
色やスタイルもなかなかよかったのだけれど、
どこか決定打にかけた。
そのとき、新横浜にあるカリモクのショールームにもいつか行ってみようと、
しばらくは夫と家具屋巡りに時間を割く決意をしたのだったが。。。
その日はこんなにも早くやってきた。
二人とも完全オフで、早朝から降った雪も車の走行には問題なさそうだったので
いざ!と繰り出したのである。
初めて訪れたカリモクのショールーム。
1階が受付とロビーになっていて、
受付を済ませるとあとは9階まであるショールームを自由に見学できるシステムだった。
スタッフが付いて回るわずらわしさもなく、
気に入った商品があったら渡されたシートに品番を書き込んでもよし、
各階に備え付けられた電話でスタッフに説明を聞くもよし。
そこで私たちは、9階のハイクオリティな家具フロアーから
1階ずつ順番に降りて探す方式をとり、
とても手の出ない220万円のソファーにも腰かけたし、
これは!という商品を見つけるとメモを取って身をうずめてみた。
最後にロビー階に戻ると、
熟練スタッフがメモした品番のカタログをプリントアウトしてくれて、
詳しい商品の説明もしてくれる。
ソファーとダイニングテーブルのカタログを受け取った私たちは、
まずは新横浜でお昼を食べて、
家に帰ってからじっくり検討しようとなった。
ところが、ダイニングテーブルのカタログはもらったのに、
それに見合う椅子のカタログをもらい損ねたことに気づき、
昼食後、再びカリモクショールームへ。
そして、実物をもう一度チェックするために7階に上がると。。。
最初はソファーにだけ気を取られ、
同じ空間に展示されたダイニングテーブルセットには気がつかなかったが、
なんとソファーの布地とテーブルセットの椅子の座面に同じ布を使用していて、
全体に統一感があり、テーブルの幅も木の素材も布地も自由に選べるとのこと。
夫も私もこの瞬間、頭に電気が付いた。
これいいかも!
ただし、ここはショールームなので販売はしていないとのこと。
本来ならカリモクを扱っているデパートや家具店でオーダーするらしい。
ところが熟練スタッフさん、
「カリモク関連会社の販売スタッフが今日は出社しているので紹介しましょうか」
という。
もちろん紹介してもらって、詳しい話を聞いた。
まさかこんな形でコトが一気に進むとは!
天板のサイズ変更の見積もりが送られてきたらいよいよ発注だ。
人生の残り時間を考える年齢になった私たち。
少しでも快適な空間で日々の暮らしを大切に過ごしたい。
ボロボロになったソファーベッドと、
一度張り替えたのにまた擦り切れて久しいダイニングの椅子を
この際リセットして快適な隠居生活を送ろうではないか。
なぁんて、隠居するにはまだ早いか。
明日は次女の6歳男児の卒園式。
謝恩会もあるらしく、2歳女児とのお留守番要請がきている。
68歳。まだまだ需要はあるようだ。